ワーナーホームについて

理事長挨拶 ~ワーナーホーム、その想い~

『ワーナーホーム』は、2016年10月1日で設立30周年を迎えます。かつて柏市にあり、前身となった「東葛工芸センター」から含めると35周年。設立以来「信 望 愛」の基本理念の下、精神障害者とその家族の要望に応える形で様々な事柄に取り組んできました。

ワーナーホームの原点

精神障害者のための社会復帰訓練センターとして「東葛工芸センター」を設立した1981(昭和56)年当時は、精神障害者に対する福祉施設はおろか、法制度も全く整っていない状態。そうした中で精神障害を抱える方は、自宅で、地域で、病院で、ひっそりと生きていくしかありませんでした。私がこのような事業をはじめたのも、妻が精神科のある病院に勤務する中で、患者さんの家族から「精神障害者が働ける場所をつくってほしい」という意見を常々聞いていたことに起因しています。

最初は15人程度の精神障害者を、私たち夫妻とパートの方の3名、ボランティアスタッフで受け持つ体制でスタート。彼らに「働く場所」=「日中の時間を過ごす場所」ができたことで、健常者同様の生活リズムが自然と生まれるようになりました。平日は働き、休日は遊びに行く…といった流れの中で、家族の負担も軽減され、彼ら自身も成長。最終的には自分自身の手でチャンスを掴み、一般企業へと就職していきました。マニュアルや公的な助成などがない中で、試行錯誤の末にこういった結果を生み出せたことは、私たちにとっても、彼らにとっても大きな自信になったことは間違いありません。その後、より手厚い支援を行うべく、1986(昭和61)年に精神障害者が宿泊しながら職業支援を受けられる施設として「ホレブ寮」を設立することとなります。

利用者の「第二の家族」として

ワーナーホームの最初の施設「ホレブ寮」の玄関脇には定礎石が埋め込まれており、そこには「信 望 愛」と刻まれています。これが私たちの基本理念です。ワーナーホーム(WANA HOME)という名前には、「We Are Not Alone =私たちは一人ではない、仲間がいる」という意味を込めました。私たちは利用者と家族にとって、その重荷を共に背負う「第二の家族」でありたいとの思いを常に持っています。

精神障害者は病院での入院治療を終えた後、地域で生活していくこととなります。しかし生活上の問題や、人間関係を上手に構築できないことなどから、社会から孤立していってしまう場合があります。その苦しみは本人だけではなく、家族も同じです。家庭内で問題を抱え込んでしまうと、家族だけが苦労し、やがて行き詰ってしまうケースが多くあります。しかし施設を利用することで家族の負担が少なくなれば、余裕が生まれ、利用者と家族との関係も変化していきます。今までの緊迫・疲弊した関係が徐々に穏やかになっていく中、利用者と家族、そしてワーナーホームの三者で新たな関係を築き上げていくことができるようになるのです。利用者のご家族からたびたび「私たちの代わりに荷を負ってもらった」というご意見をいただくことがありますが、ワーナーホームを利用していただくことで私たちが「第二の家族」となり、よい循環を生み出すことができれば、これほど喜ばしいことはありません。

利用を検討されている方へ

私たちは精神障害者がその人らしく生きていける方法を一緒に考え、実現に向け支援していくことを目標にしています。しかしながら病気は一進一退を繰り返し、昨日できたことが今日はできなくなってしまうことが少なくありません。そのような時、私たちは本人を信頼すること、愛することによって明日への希望をつないでいきます。

現在、全国でも有数の規模となったワーナーホームですが、利用者の自立度や障害の度合いに合わせ、悩みに即応できる体制が整いつつあると自負しています。ワーナーホームは、障害者同士が共に支え合い、学び合う中でお互いを一人の人間として認め合う場所、ご相談をいつでも受けられる場所として間口を広く設けておりますので、現在の状況に悩んでおられるご家族の方はぜひ一度ご相談ください。
一人ひとりに合った生活基盤を確立し、その人らしく生きていくための第一歩。それがワーナーホームです。

理事 長   寺 田 一 郎

ワーナーホーム「支援の原則」

  • 第1. 精神障害は、社会生活の観点から生活障害であり、その実態は一連の「コミュニケーションの障害」であると理解しています。
  • 第2. 施設で行われる集団生活にあっても、個別支援の観点を重要視します。
  • 第3. 結論を性急に求めることなく、プロセス(過程)を最も大切な要素とします。
  • 第4. 利用者の「自己決定」を尊重します。

法人概要

名称 社会福祉法人ワーナーホーム
本部 〒299-3211千葉県大網白里市細草3215
理事長 寺田 一郎
法人沿革 1981年東葛工芸センター開所(柏市)
1986年ホレブ寮開所(大網白里市)
1988年社会福祉法人ワーナーホーム認可

以後障害福祉サービス事業(障害者総合支援法)、中核地域生活支援センター、障害者就業・生活支援センター(障害者の雇用の促進に関する法律)、生活困窮者自立相談支援事業(生活困窮者自立支援法)、障害児通所施設(児童福祉法)、居宅サービス事業(介護保険法)、訪問看護(医療法)などを展開

従業員数 正職員82名非常勤職員103名
(2016年1月末現在)

法人の活動

組織図
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